突貫紀行 ヨーロッパ(ミュンヘン 1日目編)
ドイツ国鉄の仕組み
ミュンヘン空港を出た私たちは、宿があるHarrasという駅まで電車で行くことになった。
我らの旅の友『地球の歩き方』によると、ドイツでは切符を購入する必要があるものの、通すべき改札は特になく、乗る前に「切符今日買って乗りましたよ」という証明のためにスタンプを打刻して乗るらしい。
このスタンプを押して通らなければ、膨大な罰金が課せられるそうである。
私たちは18時までのフリーパスを購入し、打刻機に挿入しようとしたが、
あれ?あれあれ〜?
入らない
焦りと共に時間だけが過ぎていく。
滂沱の冷や汗。シワが増える切符。痛い視線。
しびれを切らした友人が受付のような場所を探し出し、打刻について聞いてきてくれた。
(友人「受付の人めっちゃ無愛想だわ。英語通じない」=「自分が英語喋れな過ぎてイラつかれました」→ヨーロッパに行かれる方は、とりあえず英語は勉強していこう!!!)
そこでどうやら「フリーパスに打刻は必要ないらしい」ことがわかった。
ダイヤモンド社様!!
フリーパスには打刻必要ないことも書いておいていただけると、初心者には大変助かります!!
そうしてようやくのことで、宿にたどり着いた我々。
1日目は宿付近を散策することで過ぎていった。
ミュンヘン近郊とスーパー
ミュンヘン近郊にあるHarrasは住宅地である。
観光するものなど皆無である。
しかし、二つの特徴に気がついた一つは「ホームレスの多さ」
駅前にホームレスが寝起きし、行き交う通行人からお金をもらう。
そして、そのホームレスは日本とは違い、通行人に積極的に話しかけるのである。
ウィーンに行ってもそうであったが、「自分は今こんな境遇にいるが、離れたところに子供がいて・・・」というのが一般的である。
こういう場面に接すると、やはり世の中の不条理を感じずにはいられなかった。
難民に寛容なドイツだが、その裏の面を見た気がする。
また、救急車の数も異様に多かった。3分歩くと救急車の音がどこかからか聞こえてくる。
しかも、その音がまた日本よりも異様で不吉な感じなのである。
ドイツの救急車 アグストゥスプラッツ/the Ambulance at Augustusplatz
ドイツは信号が点滅せず、非常に短い。
老婆が交差点の途中で渡りきれなくなってしまいそうな場面をなんども見かけた。
救急車が多い理由とは、つまりそういうことだ。
私たちは、そんなドイツ近郊にあるスーパーで食材を調達することにした。
【購入物品】
ライ麦パン8枚切り
イチゴジャム
水6本
ヨーグルト2つ
ドイツの修学旅行生がきていると思しき騒がしいホテルで、私たちは無言でライ麦パンを食べ続けた。
これほどパサパサで味気ないパンは初めてだった。
全身が「もう日本に帰りたい」と告げていた。
ヨーグルトはうまかった。
そして水は全て炭酸水だった。苦い!!!
教訓
- 英語は勉強してからいこう
- 交通機関の知識は携えよう
- 炭酸水はまずい
想像以上に長くなりそうなため、何回かに分けて書いて行くことにする。
(ミュンヘン 2日目編 に続く)